R35サーモレスボルト
エンジンオイルクーラー用のサーモキラーです、純正は90度で全開になる為、サーキットなどのク
ーリングラップでは直ぐに温度が下がらなく時間掛かるのでジュラルミン削り出しで制作しました。
以下は取説と開発日記です。
2019.9.24
オイルクーラーのサーモレス仕様を作る為に
最新型のオイルブロックを買ってみました。
内部構造は簡単なので底を蓋するロングボルトみたいなのを制作すればOKですね。
奥の段差の寸法やピッチを計測しました。
早速CADで図面書きましたよ、もう深夜2時だから
止めました、明日試作品作って車に付けてみますよ。
2019.10.15
バイパスする穴を塞ぐOリングを押さえつけると外に広がるので、納得が行かず設計
変更して作り直しました、対策でOリングを溝に落とし込む独自の構造にしましたよ。
こんな風に溝を掘り。
Oリングをハメ込みます、これで油圧が8キロ掛かった
時でも一滴残らずオイルクラーにオイルを導きます。
サーモレスボルトは油圧UPと流量UPにも貢献します、純正サーモを
組み込むとオイルクラーに行く通路を半分以上塞いでしまいますが。
サーモレスボルトならステム径が細いので流れの抵抗が0に近いです。
部品単体チェックですバッチリ装着出来ます、近くで35
乗ってる人いないので、自分のでテストしてみますよ。
ついでにチューナーズオイル15W−50にオイル交換しま
す、ターボ車なので、飛ばすなら30はありえないですよ。
純正サーモはオイルフィルターの下にあります、22のソケで外してくださいね。
そしてサーモレスボルトに交換します。
交換完了、次は自走データー収集です。
街乗りと高速道路の2通りの法定速度テストしま
す、気温は18度です、んっ?車高低すぎ×(^o^;)×
油温78度の時にレブまで回すと油圧が7.8キロ掛かってるので配管内
の抵抗が無くなり油圧もロス無くエンジンに送られるみたいですね。
試しに実験で油温が低い60度の時にレブまで回してみたら油圧8キロ以上でし
た、おそらく35のオイルポンプは8キロぐらいでリリーフするバルブが入ってるん
だと思います。
高速道路で無負荷に近いアクセル開度で80キロで5分間ぐらい一定で走ると
70度まで下がりました、その後10分ほど一定で走り続けましたが70度以下に
なりませんでした、ノーマルより15度ほど下がりましたね。
このデーターならサーキットのクーリングラップで効果を発揮出来
ます、しかもオイル流量も確保出来てエンジン保護になりますよ。
続いて油温70度から下道に降りて渋滞込みの街乗りを10分ほどすると油温80
度になりました、風があまり当たらない街乗りでもノーマルより7度ぐらい下がっ
たみたいです。