開発日記です。
2022.12.26
サーキットを走って思いましたがステアリン
グを10時10分で握ったままパドルシフト出
来ないか考えて大きな羽をキャドで設計し
てみました。
なんかコウモリの羽みたいになった
ので名付けてBATウイングです!
マシニングにカーボンをセットします。
キャド図面をキャムソフトでNCコードに変換
してマシニングで3個同時に加工しましたよ。
ノックピンで精密に位置決めしてるので裏返
して、裏のR面取りも機械仕上げにしました
よ、ヤスリの手作業だと沢山仕上げると指
が痛くなるので(汗)
BATウイング完成です!カーボ
ンの加工も慣れてきましたよ。
まずテスト機に装着してみました、
見た感じもカッコイーですね!
バッチリ10時10分からパドルにアクセスでき
ます!、これでステアリングをクイックに回し
ながらシフトしてタイムUP出来るかも!
2022.12.27
量産の合間にBATウイングを付けてみました
、ちょっとデカすぎでステアがセンターの時に
水温計を少し隠してます、いちを運転してみ
ましたが、ここまで羽が大きくなくても10分の
位置からパドルにアクセス出来るのも実走し
て分かりましたよ。
早速図面修正して穴1個分ぐ
らい短くし設計変更ました。
速攻でマシニングで加工して。
これだけ短く改良しました。
装着してみました、良い感じに短くなりました
よ、あとテストコースを走ってみましたが10時
10分からパドルにアクセス出来て、左右にク
イックに切り返しが出来、クランクコーナーで
も楽々行けそうです!、あとハンドルから手
を持ち替える回数が減りましたね。
公道では問題無いですね、あとはサーキット
で攻めた時の操作性を検証してみますよ。
とりあいず試作完成!
羽が可動する硬さやストロークがベストになる
レバー比を計算したり大きな羽の最端を引い
ても可動する構造に苦労しました、構造は企
業秘密です。
作動動画 クリック
2022.12.28
法定速度以上でBATウイングの操作性を動
画に収める為に灘崎のサーキットに1時間だ
け予約してテスト走行に行ってきます、ニスモ
走行会の時はリアシートベルトをカメラに掛
けるの忘れてて微振動で画像が乱れてまし
た、今回は出発前にベルト掛けましたよ。
ショウチャン33Rは35キャリパー付けた
ので一緒にテスト走行に来ましたよ。
流石ワシュウ最速の男!
腕は衰えてないですね!
僕はまず2速35キロ以下で1800回転以下に
ストールすると1速に自動シフトダウンする
様にサブコンをセットしました、日産ATモード
では、走ってる時に減速しても1速は落ちてく
れません、ミニコースでは1速は多用するの
にステアリングを2回転以上回してる最中に
はパドルは触れないです、あと35キロ以上は
自動シフトは全て解除されるので自分のタイ
ミングでシフト操作出来ますよ。
そしてBATウイングの操作性テストです!
テスト走行動画 クリック
良い感じに狭いコースをロー
ギヤーを使って走れましたよ。
2024.5.25
カーボンの網目向きが揃う様に治具を作り変えました。
艶消しカーボンの方が落ち着くとユーザーさん
からの声があったので標準は艶消しのカーボ
ン素材です。
本気で走る系はテカらない方が良いのかもね!
2024.5.25以降出荷からパドルのバネを強化
したので、以前のモデルで柔らかいと思って
る方は連絡ください、無料でバネ4個を郵送
いたしますよ。
オプションでクリア塗装2枚でプラ
ス10,000円(税別)で可能です。