R35NEKO車高調にパワーシリンダーを取り付ける取説です。


フロント側はこの状態にします、パワーシリンダーが組み込まれてる物を買った
場合はバラす必要はありません、ロッドのナットのみ純正品に交換してください。



ジュラテックピロアッパーを使う場合はロッドの圧入ワッシャーを外します、
樹脂の当て板を叩いてロッドに傷を付けない様に外してください、純正
ピロアッパー仕様の場合は圧入ワッシャーは外しません。



シリンダー下のフランジの中溝にOリングが入っ
てるのを確認して、フランジをここまで入れます。



メーカ別のアダプターをねじ込みます。



Oリングが滑る様に少しグリスを塗ります。



Oリングが脱線しない様にフランジにアダプターを入れます。



次にシリンダーを入れます。



シリンダーとフランジが外れない様に、1本げけネジを仮止めします。



リング内側のテーパーを下に向けて入れます、
ピストン先端のテーパーと合わさる構造です。



付属の特殊レンチで



この様に使って締めます、緩みはしないので軽く締める程度で結構です。



フランジのネジを全部締めて下さい。



別売りのスプリングを入れます。



ピロアッパーにベアリングシートを入れてください。



微量のグリスを塗ってローラーベアリングを入れてください。



ベアリングシートで蓋をしてください。



ピロカラーはツバの厚みが2種類あります。



先にツバの薄いのを入れてください。



ピロカラーのツバの太い方を最後に入れてください。



ナットを入れて完成です。



画像のスプリングはID65の自由調7インチ(約178cm)の20キロです、
R35は純正スプリングでも14キロもあるので14キロ以上のスプリング
をお薦めします。









油圧ポンプの説明です。



ここに8spの電源プラス線を繋いでください、
ヒューズは120Aぐらいを使ってください。



ここにマイナス線を繋いでください、ボディーアースでOKです。



ここのPT1/8からオイルが吐出されます。



油圧レギュレーターの調整は、ここのキャップを回して外します。

初期設定は油圧が掛からないとこまで緩めてます、ポンプが回ってる時に6角レ
ンチで締めると油圧が掛かり車高が上がり始めます、シリンダーが底打ちするま
で動くと油圧がリリーフして破損を防ぎます、アドバイスとしてONの時にレギュレ
ーターを徐々に締めていき、車重が一番重い時にリフトし始めるまで六角レンチ
で締めていきます、リフトしたとこから10度程プラスしたとこでロックしてください
、これで現車合わせになるのでベストです、あまりにも締めが緩すぎたら徐々にリ
リーフされ車高が下がってしまいます、あと締めすぎると底打ちした時にリリーフ
されないので破損の恐れがあります。

実験で破壊テストしました、リリーバルブを全閉して底打ちするまでリフトさせる
とオイルが行き場を失って、ONの状態でポンプがロックしました、その状態でシ
リンダーやポンプは破損しませんし、その後もデモカーで再使用してますがロッ
クするようなレギュレーターのセットは壊れる恐れがあるので絶対にしないでく
ださい。



スイッチの設置場所はお任せします、オイルのエア抜きですがエア混じりの
状態でも半分ぐらい車高がリフトします、そして車高を下げるとオイルが逆
流してリザーバタンクに戻りエア抜き完了です。



ヒューズは150Aを使ってますアマゾンで1266円です。
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配管例です、これは作業者によってやり方が違うので参考程度にしてください。

R35開発車両ではフロントだけリフトの場合はこの様に配管しました。



トランクのポンプから90度フィッティングを使って右に出します。



トランク隔壁の大きな穴を通します。



運転席横のカーペット下を通します。



アクセルペダル横の内装の中から上に行きます。



ABS裏のバルクヘッドのグロメットに穴を明け通します。



ABSのとこで3WAYで左右に分岐します。



ブレーキラインのグロメットに穴を明けて通しシリンダーに繋ぎます。


35GT−Rフロントのみ装着する場合に使ったアールズフィッティング



3個必要




3個必要




3個必要




スチール製3WAYは1個必要



スチール製が長期在庫切れの場合はジュラルミン製を購入してください。



ホースは8mぐらいあれば足ります。




リア側もリフトUPする場合は部品点数が増えます。


リア側です、参考にしてください。



リアもリフトUPする場合はワンウェイオリフィスキットを使ってポンプから二股に
してください、Fはフロント側に繋ぎます、Rはリア側に繋ぎます矢印はオイルが
吐出される向きです。

ワンウェイオリフィスキット部品にはNPT1/8とPT1/8の
2種類を加工してます、画像を参考にしてください。



シリンダー穴はPT1/8です。



ポンプから来たリア用配管はトランク右のグロメットから下に出してください。



右リアタイヤハウスのカバーを少しめくれば配管作業出来ます。



右側で二股にして。



リアメンバーの後ろを通して左シリンダーに繋いでください。



ハイドロニックオイルはこれを使ってください、
モノタロウなどで4リッター1590円です。
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取説追加

パワーシリンダーの油圧レギュレーター調整