一番お金が、かからないで剛性が最強のRB26エンジンを値段の安い部品で組み始めました。

純正エンジン部品は、なるべく再利用して節約します。

600馬力ぐらいのパワーでもサーキットで全開走行を、くり返すとシリンダーブロックの左側のタービン用オイル出口の
ボスの上にクラックが入りクーラントが滲み、漏れ止め剤を入れてゴマカシて、しつこく走りまくると次は内部にクラックが
入りオイルに水が混ざる症状がでます、今まで割れやすいブロックは32中期から33前期までが作りが悪く
9割方クラックが入りやすいみたいです、N1シリンダーブロックは水穴からオイル穴までの厚みが目視で太くなってるのが
分かるぐらい剛性があります、なので今回は2008年9月に新品で買ったN1ブロックを使って組んでみます。



古いブロックは、ここにクラックが入り漏れ止め剤で固めましたが
レースするとオーバーヒート気味になるので不味いです。


今回はN1ブロックを使って暇な時に少しずつ部品を揃え組んでいくので、のんびり作業します○(^o^)○



まず新品のN1シリンダーブロックに86パイの鍛造ピストンをダミーヘッドホーニングのみで加工して組みます、
ボアを0.005〜0.010程しか広げないのでブロックの剛性が、かなり上がりボーリング代とデッキ面研が
費用が不要になるので新品ブロックを買っても、そんなにしんどくないです○(^o^)○


自前のダミーヘッドです。


メタルは純正とニスモをミックスするので、コストを下げれます!


左が純正の親メタルで右がニスモメタルです       ニスモはクランクキャップ側メタルにもオイルが流れます!

小メタルは安いので純正を使いますが親メタルはニスモを使います、左画像で純正の親メタルはオイル溝が
180度しかありませんが、ニスモメタルは材質が硬いだけじゃなくオイル溝が、360度あるのでクランク内部穴を
通ってコンロッドメタルに、送るオイル油圧が常に安定してかかりコンロッドメタルが流れにくくなります。

オイルクリアランスは親7個中、両端が狭めで中心に行くにつれて広くメタル合わせしています、高回転でクランクの中心が、
どうしても振動するので中心付近のみ広めに組むと、全体に当たりが良く柔らかい純正クランクでもメタルの当たりは良くなります、
7個全て広めに組むとクランク全体が振動するし油圧も低めになります(-_-;)詳しいクリアランスは内緒です×(^o^;)×


クランクのスラストはクランクキャップをスライドさせ、なるべく広めのセットします。



コンロッドメタルにオイルが、たくさん行く分、オイルポンプの圧を少し上げてやります。




まず捨てる純正ポンプのレギュレーターをバラし、シムを取り出します。    丸いのが圧力調整用の純正シムです  




そしてN1オイルポンプにシムを移植して圧力アップさせます、ポンプカバーはロックタイトを、しっかり塗って組直します

何枚シムを入れて何キロなるかは秘密です○(^o^)○

これで高価な社外ポンプを買わなくても十分持ちます○(^o^)○、オイルが無い状態でトロコイドギヤーを
回転させなければ、まずポンプが割れることはありません、オイルが無くなると金属ギヤーが振動回転して
割れるのでオイルパンを容量増しをします。



格安強化コンロッド

     

純正コンロッドで650馬力8500回転オーバーに耐える様にボルトだけ強化コンロッドボルトに打ち換えます




ピストンは86パイなので厚みがあるわりには軽量です、排気量は2568ccですが
タービンとギヤ比とセッティングで、トルクフルに仕上る予定です○(^o^)○




自作のピストンスライダーを使うのでピストンに傷が付きません。          ポルトは65度で強めです。  


N1の24Uシリンダーブロック86パイ仕様のエコSPL腰下完成!




        ハイリフトカムの逃げ加工       NCマシン加工で精密に高さを、そろえ最小限に削り油圧逃げを防ぎます    


プラス0.3ミリのダミーカムを使ってクリアランス確認します。    ポートはEXのコブ荒取りのみで砥石研磨はしてません。



次はバルブガイドの加工です。


バルブガイドを打ち換えるとシートカットやガイド代で高額な予算がいる為、純正ガイドを抜かずに、
そのままNCマシンで1ミリガイド面研しガイド割れ対策します、純正は10万キロ乗っても磨耗しにくい素材です、
逆に高いリン青銅のガイドの方が磨耗します、割れ対策すれば純正でも十分です!。


左のガイドが加工前で先が細く8000回転を常用すると先が割れ燃焼室に入りブローしますが、
右のガイドのように1ミリガイドを面研すれば厚みが倍になって割れません、1ミリ程度ならバルブも揺れまん。




水のメクラが外れないようにポンチで抜け止め加工します。

これで社外メクラを買わなくても十分です○(^o^)○




ダミーカムを台にして面研するのでクランクに対してカムが平行になります、精密鏡面面研です!



6気筒目のウォタージャケットの最上部からエアー抜きをする加工します、6番のピストン棚落ち防止にもなります。

水部屋の一番天井にカスルぐらいのとこに穴を明けるのがポイントです!
位置はステー取り付けネジ穴から上に?ミリの位置です○(^o^)○



トラスト272度リフト10.5のカムを組みます、設定馬力は700馬力予定です。



強化スプリングもトラストで組んでみました。





プーラーが、かかる様にスプロケにM6ネジ加工します。      バルタイ調整ですレスポンス重視にセット○(^o^)○

バルタイは他人から聞いたのを設定するのではなくタービンやカムの特性を理解し
セッティング時に何度も調整しなからリセッティングを繰り返し美味しいとこを見つける物です、
最後に結果をダイナパックで補正0で数字が出れば、それが正解です、セッティング次第では
T78でTO4Zのレスポンスを超え中速の5000回転でハッキリ違いが
でることがシャシ台計測比較でわかりました。○(^o^)○



ブローバイ対策加工

ヘッド加工

純正のオイルリターン穴もリューターで拡大して効率を上げます、ここは拡大
しすぎるとEXスタットボルトからオイルが漏れるので要注意です×(^o^;)×



減速時にオイルをサブタンクにバイパスする為にカムカバーに穴を明けます。


セミドライサンプ用サブタンクを製作中


12番フィッティングで連結します。

草レースは8000回転常用で20分ブッ通しで走るのでオイル対策は重要です○(^o^)○