RB26可変バルタイキットの取り付け方です

33GT−Rに取り付けします、簡単なやり方でクランクプーリー、
ラジエター、EXカム、バルブリフター、バルブシムも外しません、
下回りも外さないのでリフトUPもなしで作業する方法です。



カムには錆止めグリスや研磨剤が外内に付着してるの
でブレクリとエアーガンでオイル穴も洗浄してください。



初めに必ず圧縮上死点にして
カムプーリーを外してください。



INカムとスパークプラグを外します。



カムアダプターにアールズ90度フィッティング部品をシール
テープ巻いてねじ込んでください、向きは真横にセットです。


PT1/16の3ヶ所もシールテープ巻
いてプラグで穴埋めしてください。




カムを組む時にバルブとピストン
が干渉しないように対策します。



クランクを40度ぐらい右に回します、車体をリフトUPなしで下回り
もバラしてなくクランクボルトが回せない場合はパワステポンプナ
ットをメガネレンチで右に回して下さい。



圧縮上死点から40度ぐらい右にクランク回すと
画像の様になります、だいたいで良いです。



別売りホースを56センチでカットして30度とストレートをセットします。



カムアダプターと56センチのフィッティングホースは画像の
様に先に締め付けます、組んでしまうと工具が入らないの
で後から締めることが出来ません。



カムアダプターにカムを挿入した状態でヘッドに
載せます、先にカムアダプターの半月の溝に液
ガスを塗ってください。

整備書通りにカムキャップボルトを締め付けします。



7番目のカムキャップのネジ穴上部を面取
り加工して付属のボルトで組んでください。



カムアダプターからの56センチホースは、この様に通してください。



上記の3点を用意して



パイプカラーとスプリングワッシャーとM6キャップ
ボルトの3点を左右の穴に組み込んでください。



次にコの字ステーをカムキャップに載せて、緩み止めナッ
トとM6キャップボルトを浮いたとこまで仮締めてください。



ここから締め付ける順番が重要なので気を付けて作業してください!

エンジンの個体差のズレを調整します!

コの字ステーとカムアダプターを指で矢印方向
に押さえて、丸印が密着させた状態を維持して



上のナットを締め付けします、これでカムが冶具になるの
でカムに対して平行に、コの字ステーが固定されます。



仮締めしていたM6キャップボルトを締め付けしてくだ
さい、これでエンジンの個体差のズレに対応します。



カムとカムアダプターと56センチホースを同時取り付け完了!





次にINカムを圧縮上死点の位置にモンキーでカムだけ回します





カムが圧縮上死点に戻ったらパワステポンプを
左に回して、クランクを圧縮上死点に戻します。



これが圧縮上死点です。



このボルトが可変スプロケユニットに干渉して付かないのでボル
トを外して、専用皿ネジとカラーとワッシャーに交換してください。



純正のゴムのツバの片側だけニッパーでカットしてください。



そしてバックプレートの裏側からゴムをセットしてください、グリス塗ると落ちにくいです。



皿ビスとワッシャーとカラーを組み合わせてヘッドに締め込んでください。



NVCSを先に取り付けしバックプレート純正
刻印とスプロケの○刻印を合わせます。

バルタイは純正NVCSのまま付けると120度、
ジュラテック調整済みNVCSだと112度です。


次にEXスプロケも刻印を合わせタイミ
ングベルトと同時に取り付けします。



すると簡単に可変バルタイカムが付きます、、過走行や
精度を追求する場合はシム調整してバルタイ分度器で
セットしてください。



ソレノイドの固定ブラケットをインマニ下に付けます。



33.34の場合左側の2次燃圧レギュレーター(脈動
消し)みたいのが邪魔でブラケットが固定できません。



32GT−R用の純正鉄配管のダイレクト式に付け
換えるか鉄配管撤去してワンオフしてください。



33.34の2次燃圧レギュレーター
(脈動消し)みたいなのを外しました。



下が33.34用で、上が32用です。



燃料鉄パイプを32用に付け換えました、これだ
けで凄くスッキリして取り付け容易になります。




付属の耐熱Oリングに付け替え、ソレノイドケースと
ソレノイドをエンジンルームで合体させてください。



別売りの短いホースを12.5センチでカットして60度と90度をセットします。



必要ない向きの穴はPT1/8プラグで栓をしてください。



56センチホースをソレノイドに繋いでください、あと純正の油圧センサ
ーの間にチーズ(Tの字)を割り込ましてソレノイドと繋いでください。



ホースの長さが決まってるのでエンジ
ン載っていても簡単に接続出来ます。


余ったオイルをオイルパンに戻す作業です、オイルパンに
穴を明けることが出来れば触接戻した方が良いです。


オイルパンに穴を明けれない場合は上の別売りレ
ベルゲージアダプターで戻してください。



ここのシールには付属のインジェクターОリングを使います、先
にOリング通してからレベルゲージアダプターを装着します。


注意!

取り付けする時にOリングがズレない様に後ろから
棒などで押しながらアダプターを挿入してください。

3個のナベビスは均等に締めてオイルレベルゲージアダ
プターをパイプのセンターにセットしてください、片寄って
締め付けするとOリングからオイルが漏れます。

オイルの量を測る時はホースだけ抜いてレベルゲ
ージを挿入し25ミリずれたとこを読んでください。

最後に10パイゴムホースでソレノイドケースとオイルレベ
ルゲージアダプターを接続したらオイル配管は完成です。



ソレノイドバルブのカプラーは定価800円(税別)で販売してます。



ソレノイドケースの下からは常に微量のオイルがリターンされていて、純正と
同じ設計にしてます、この微量のオイルで常に可変スプロケに微量の油圧を
掛けて、油圧ラインのエア抜きをしてます。



ソレノイドが閉まってるのに赤丸のニップルか
ら微量のオイルが出てくるのは正常です。

クリック


この漏れは正常です、ソレノイドの鉄芯が13パイに対してソレノイドケースの
内径は13.1パイです、0.1ミリの隙間からワザと純正の様にバイパスさせ
てるオイルです、タービンのオイルリターンに比べれば微量です、可変したら
ワンウェイバルブが完全に閉まるのでオイル漏れは全く無くなります。

オイルリターンはレベルゲージよりオイルパンに穴を明けて
戻す方をお薦めします、カムカバーに戻す方法もあります。


電気配線です。


ソレノイドの作動プラス電源をバッテリーから取り、ヒューズを通してから純正
ソレノイドバルブのどちらかに接続してください、電磁石に電気を流すだけな
ので2ピンのどちらに繋いでもOKです。



そしてソレノイドの2ピンの片方がアースに落ちるとカチッと作動音が鳴り
ソレノイドバルブが作動します、試しに右画像の用にアースに落としてみ
てください、結構大きな音でカチッと鳴ります。

ソレノイドONを制御する必要があるのでこのアース側線をブイプロのアーススイッチか、トラストの
E−マネージやスイッチングシステムや、オートデザインさんの回転コントローラーなどに接続して
アース側スイッチで制御してください。



別売りの可変バルタイ専用の、回転コントローラー

設定方法