シルビアのSR20DETにECR33のRBミッショ
ンを装着する為のミッションアダプターです。

40ミリのアルミからNCマシンで
総削り出しで製作しました。




厚みは24ミリになります。


位置決めピン


RBミッション側



SRエンジン側


裏表の4箇所の純正ノックピンで位置決めするので芯円度抜群で精度も出てます。




装着例



まずSRエンジン側に純正ノックピンを二箇所打ち込みます、中古ブロックなら打ち込み済みだと思います。






アダプター側にはRBエンジン専用の純正ノックピンをプレスで圧入してください。


絶対ハンマーで叩かないで下さい、キツめのクリアランスなので弾かれて穴がガタになり全損になります。


あとSRとRBのノックピンは長さが違います、SRの方が長いですよ。


RBミッションのノックピンの品番は上が30412−H1001-ダウエルブロック

左下が11022−21000−ダウエルブロックツートランス

この2個は必ず必要です。





そしてS15用のクラッチを装着してください。

S13、S14、S15全車にRBミッションアダプターを装着するには必ずS15用クラッチが必要です!

画像は左がエクセディーのツインクラッチで右がOS技研のツインクラッチです。


これがウチの専用パイロットブッシュです、純正のを3.5ミリカットした物です。
定価600円税別



専用パイロットブッシュをS15フライホイルに圧入してください。

注意!

日産純正品を、そのまま圧入するとインプットシャフトが底打ちしクランクが
押されてブローするので必ず専用パイロットブッシュを使用してください。

日産純正は長さ17.5ミリです、専用品は14ミリにしてます。

専用品はアダプターに1個付属しますが純正品をサンダーで14ミリにしても使えます。




別売りS13,S14純正フライホイルボルト

社外フライホイルを使う場合は必要です、
底打ちしてる場合はカットしてください。

ジュラテック価格 3128円税別(8本)



次にセルモーターを付けてください、キャップスクリューボルト
には必ずスプリングワッシャーを緩み防止で入れてください。


画像のスリーブベアリングは16ミリです。

ツインクラッチのOS技研やエクセディーの場合はスリーブベアリングは14ミリ
〜16ミリの高さを使うといいです、ベストは14ミリでフォークが垂直でした。



別売りスリーブベアリング 定価8,800円(税別)

スリーブの長さはベアリング座面から
フォークの当たり面までの事です。

長さは12mm、14mm、16mm、18mm、20mm、22mm、24mm、
26mm、28mm、30mm、32mm、34mmから選択できます。



Z33ミッションスワップ専用クラッチの40mmロングスリーブベアリング

長さは36mm、38mm、40mm、42mmから選択できます。

定価10,000円(税別)

注意!

スリーブの高さが短くクラッチが切れない時はスリーブを長いの
と交換してフォークが垂直ぐらいになる様に高さ調整してくださ
い、高さ調整をピボットでは行うと脱線の恐れがあります。


スリーブベアリング高さ計測治具
別売り定価3500円(税別)






RBミションの取り付けボルトは長さが3種類あるので間違わないでください。

途中から55ミリのボルトも60ミリに変更したので60ミリ
4本と、30ミリ1本の計5本で取り付けしてください。




RBミッション側のネジにも緩み防止の為、スプリングワッシャーを介してからキャップスクリューを締めてください。




S15編



ミッショントンネルがミッションと干渉するところがあるので、大きなハ
ンマーでボディー側を叩いて少し凹ましてください、赤丸4箇所です。




S15編



RBミッションアダプターとエクセディーのツインクラッチを装着の場合です。






いちをコツとしてエンジンメンバーのナット4個を外れない程度に緩めてエンジンメンバーを1センチ
ぐらい下げて、エンジンの前を上に押してエンジンを傾け、RBミッションは時計回りに40度ぐらい
回転させた位置でドッキングさせれば簡単にハマります、あとインプットシャフトがクラッチディスク
のボスに、なかなか入らない場合はインプットシャフトのスプラインの山とクラッチディスクボスのス
プラインの山が、ちょうど凸凸同士になって入らないのでクランクを少し回すと凹凸同士になり簡単に
入ります。





S15の場合シフトレバー位置が若干前に移動してるので少しボディーカットしてください。




シフトレバーは純正を加工してクランクの用に曲がったレバーを製作してください。
製作依頼した場合は工賃だけで定価8000円(税別)で承ります。



これはS15の場合の寸法ですよ。




ミッションメンバーはRBミッションメンバーを少し長穴加工と、
ミッションマウント穴位置移動するだけで簡単装着可能です、



メンバー加工方法



ミッションメンバーの取り付け穴を、フロント側に7ミリ延長して長穴に加工してください。





次はミッションマウントの取り付け穴から16.5ミリ後ろ側に穴を新規で明けてください。





新規で穴を明けたとこで固定するとマウントが16.5ミリ前に移動出来ます。





これでポン付けです!





注意!ミッションがフロアトンネルに干渉すると凄い音がするのでフレームとミッションメンバー
の間に12ミリぐらいのスペーサーを入れて、ミッションを下げた位置で固定してください。



2014.6.29



前方にメンバーが移動してるので加速してエンジンが右に傾いた時だけ赤丸のミッションマウント
ボルトがメンバーに干渉して凄い振動が出ます、メンバーに逃げ加工をしてくださいね。最近気付
きました×(^o^;)×


プロシャ制作も承ります。


S14とS15は長さは共通です。




クラッチ注意事項!



昔のATS&ACROSS製のクラッチは、そのままでは使用不可です、純正のパイロットブッシュ
がフライホイルに入る構造ではありません、そのまま使用するとミッションシャフトが底突きしてエ
ンジンが破損します、フライホイル側を旋盤で拡大加工して日産純正パイロットブッシュが入るよう
に加工してください、フライホイルの裏のクランク座面から11ミリのところまで、表から座グリ加
工すれば使用出来ます。


ATSフライホイル改造加工の仕方




フライホイルをNC旋盤で掴む為の治具を製作して中心のズレを無くしシッカリ固定しま
す、そして純正のパイロットブッシュが挿入出来る様にNC旋盤でザグリ加工をします。







旋盤で表から20.6パイの穴を深さ17ミリまで削り込みます、すると裏のクランク座面から11
ミリになりますよ、これはATSのカーボンシングルの場合です、これで画像のニッサン純正パイロ
ットブッシュが挿入出来る状態になります、最後にウチのRBミッション専用パイロットブッシュの
方を組み込めばATS製でも正常に使えますよ。



加工前                  加工後





これがウチの専用パイロットブッシュです、純正のを3.5ミリカットした物ですよ。






ATSカーボンツインの場合



ATS製でも、最新の純正のパイロットブッシュが組み込めるタイプなら、旋盤加工は不
要です、ウチの専用パイロットブッシュを挿入すれば加工無しでそのまま使用可能です。




S15専用クラッチでOS技研やエクセディーは、元から純正パイロットブッシュがフライホイルに
組み込めるタイプなので旋盤加工不要です、そのままウチのRBミッション専用パイロットブッシュ
を挿入すれば簡単に使用できます。




2012.1.4

雪の降るサーキットでテスト走行しましたよ!


クリック



2010.12.26

岡山国際サーキット



さすが中身はGT−Rと同じ歯車なのでビクともしませんでした○(^o^)○

ベストタイム1分39秒動画  クリック



2014.12.30



ファイナル4.6とOS技研GT−Rクロスを組み込みタイム更新しました クリック





外から動画  クリック






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